財産分与は誰が決める?

誰しも将来を誓い合って結婚したときには「離婚」という未来があるということを、考えないものだと思います。
しかし、人間関係というものは瞬間瞬間にも姿を変え、どんな間柄においても決して同じ関係性でいるというのは現実にはない話なのだなと感じることが多々あります。

さて、夫婦間で何度も話し合いをお互いが離婚を決意したときには、しなければならない手続き事がいつくもあります。
離婚するという大きな決断をするときには、ただでさえ心に負荷がかかるというのに、それに加え、気の進まないお金の話や契約ごとの話をするというのは相当に堪えます。

しかし離婚時の夫婦の問題は、2人で決めていかなければならないものがほとんどです。
その中でも一番大変なお金の話し合いが財産分与についての話し合いです。

車や不動産といったすぐに思いつくところだけでなく、個人の管理下にある現金や預貯金などそれまでお互いに秘密にしていた分までテーブルにのせて協議しなければなりませんので、財産分与というものは本当に骨の折れることだと思います。
そういった背景もあり、もしも夫婦間で話し合いの着地点が見えないときには、家庭裁判所での調停まで持ち込むことになるケースも珍しくありません。

できれば、そうならないためにも財産分与については冷静に話し合いの回数を重ね、じっくと協議していきたい部分です。

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