財産分与の事詳しく知ろう

お金の話というものは、私たち日本人にはとくに、仲の良い間柄や顔見知り同士の間では暗黙の了解でなるべくしなくてもすむように、おのずと避けられてきた文化があります。
しかし、ある程度の距離がある相手であった場合には、それでも物事を進められることもありますが、殊に夫婦間になるとそうもいかないことが多々起こると思います。

どんなに仲の良い夫婦であっても離婚を選択した場合、しなければならない話し合いが、財産分与のことです。
財産分与というと、どこか「かしこまってしまう」響きがありますが、共同生活をしていた際のお金や不動産や、車など、当時から名義のはっきりしていたものも、そうでなかったものも含めて、離婚後にどちらが所有するかを決める話し合いというように考えればわかりやすいのではないでしょうか。

結婚しているときのお互いの財産を専門用語で分けると3種類の財産に分類することができます。

まずは、お互いが共有していた家具などの「共有財産」。
二人で購入したけれど名義がどちらかになっているような「実質的共有財産」が2つ目。
そして3つ目が各自で独身時から所有していたような衣類や装飾品などの「特有財産」。

以上、大きく分けると財産分与の際に区分できるのはこのような種類のものです。

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