家具や家電を財産分与するには

離婚に伴う財産分与の話し合いというものは、多くの夫婦の間で両者が完璧に平等にいくということはほとんどないと考えられています。
これは、立場や役割を鑑みての分配割合の話ではなく、単に「キレイに分けられない財産がある」という部分での話です。
現金や預貯金といったもののように、限りなく半々に分けられる財産であれば問題ないのですが、どのようにわけるのがいいのか悩んでしまうのが「家電」や「家具」といった有形の財産です。

では、このような家電や家具などの財産はどのようにして財産分与するのが良い方法なのでしょうか?

一般的に多くとられている方法は、大雑把に家の中にある家具や家電製品を把握し、それを大まかに半分ずつ、どれを取るかを順番に選んでいくというやり方です。
たとえば、自分がTVをとったら相手は冷蔵庫をとって・・・という風に、これだけは欲しいというものを先に伝えておくと後々不満が少ないやり方だと思います。

また、別の方法としては、家具や家電製品の時価を調べて一方が家具を全部受け取り、もう一方には品物の時価の半分の金額を分与するというやり方も、よく採用されているようです。

財産分与にはそれぞれの夫婦ごとに適切な方法というものが変わってきますので、自分たちの生活スタイルに合わせたやり方をお互いに決めていくのが良いと思います。

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